宮古島に伝わる厄払いの奇祭は必見です!
宮古島のパーントゥという奇祭は、重要無形民俗文化財に指定された一風変わったお祭りです。
テレビなどでも何度か紹介されたことがあるので、この一風変わったお祭りを見たことがある人もいるかもしれませんが、実際に見るとさらに怖いって思う人もいるかもしれませんね。
宮古島内でもこの「パーントゥ」は島尻地区と上野野原(うえのばる)地区の二か所でしか行われていませんが、同じ呼び名でもその祭りの形式や開催される日は少々異なっています。
島尻地区のパーントゥ
一般的に「パーントゥ」としてよく知られているのは島尻地区の「パーントゥ」です。
やはり一番のポイントですが、なんといっても厄払いをしてくれるという神様に扮する島民のその姿が異様です。
仮面をつけ全身に泥を塗ってシイノキカズラというつる草を巻き付けた3体の神様に扮した島民が、「ンマリガー(産まれ井戸)」と呼ばれる井戸の底の泥を身に付けて奇声を発しながら各家を回り、誰彼かまわずその泥を塗りつけてきます。
もちろん厄払いなので逃げない方がいいと思いますが、あの姿を見てしまうと思わず逃げてしまいたくなるのもわかります(笑)
観光客にも容赦はしないので、何も知らずに行ったらビックリするかもしれません。
このお祭りは、新築の家のおはらいや、子供の無病息災を祈願するお祭りなので、家族でこの時期に宮古島を訪れるのであれば、お子様を連れて見に行ってみるといいかもしれません☆
せっかくの厄払いのお祭りなのでたっぷりと泥をぬってもらってください♪
ただ子供は大泣きすること間違いなしですが(笑)
開催日は旧暦の9月上旬となっていて、直前まで発表はされません。
上野野原地区のパーントゥ
上野野原地区のパーントゥは、島尻地区と違い男子小学生1人が仮面をつけ、その後ろに太鼓やほら貝を吹く人やクロツグやセンニン草などの植物を頭や腰に巻いた女性たちが続き、「ホーイホーイ」と掛け声をかけながら、少し陽気な感じで集落を回り厄払いをします。上野野原地区のほうは、島尻地区に比べると陽気な感じで、お祭りという感じがするかもしれませんね♪
開催日は旧暦12月最後の丑の日の夕方ごろになっています。
どちらも厄除けのお祭りで重要無形民俗文化財に指定されている珍しいものなので、ぜひ一度見に行くといいでしょう。
開催日などの確認は宮古島観光協会などに問い合わせしてみてください。
日程:島尻地区(旧暦9月上旬)、上野野原地区(旧暦12月最後の丑の日)
公式HP:宮古島観光協会公式HP
場所はこちらです!
住所:沖縄県宮古島市平良島尻
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